限りなく透明に近いブルー 書評
導入
私が高校生の時に読んだ本を紹介しようと思います。
私は高校生の時に文学と音楽オタクでした。友達もいないし、何も楽しみがないので、本ばかり読んでいました。
授業を受ける代わりに、授業中に本ばかり読んでいました。なんでこんなに読めるかわからなかったです。
学校へ行っては、唯一の会話が図書館の先生とする、こんにちはです。それしかできなかったです。今思うと、毎日優しく、話しかけてくれて、嬉しかったです。
1日3冊本を読んで、小説を書いて、ギターを弾く、なんか充実してそうに書いていますが、全部一人でやっていました。悲しいですね。それでも、私にとってはそれがすべてだったのです。それしかできなかったのです。
私はいつも、グジグジ悩んでいました。
くだらない人間関係や、いつもの不安でした。
思春期特有の自意識過剰ですね。
誰も何も思っていない、誰も何も私に対して、何も感じていないのに、そう思いました。
本の内容
好きすぎて、書けないので、是非読んでみてください。
といっても、このブログの読者に読んでもらいたいので、内容を少し書きます。
本当にざっぐりいうと、ドラッグとセックスの話です。
読むときは、大人になってから読んでください。高校生以上を勧めます。結構残虐です。私にとっては。本当にホラー小説を好きな人からしたら、物足りないかもしれません。まあ、ジャンルで言ったら、青春の、怖い面をフューチャーしています。
書評
読み返すと、あの頃の自分が出てきて、涙が止まらないです。
堕落していく主人公を、自分と重ねて、どうやって、止めたらいいか分からなくて、落ちていく自分を、とめられなかったです。
それでも、何とか踏ん張ったので、今があると思いたいです。
解説は綿矢りささんです。私の大好きな作家です。おふたりとも、芥川賞をとっています。